2015年8月14日放送の「たけしのニッポンのミカタ」でなぞの麦茶屋「つぶまる麦茶の小川産業」が紹介されました。
東京の街中にある麦茶工場の24時間に迫ってみました。
つぶまる麦茶で有名な小川産業はいったいどんな工場なんでしょう。
小川産業
東京の住宅街の煙突からいい香りが漂っていますが、いったい何の工場なんでしょう。
作業中の男性に聞いてみるとここは「麦茶」を製造している明治41年創業の「小川産業」でした。
3代目の社長がたった一人で作っているんですよ。
小川産業の作った「つぶまる麦茶」は香ばしくて美味しく昔ながらのなつかしい味なんだとか。
今では麦茶は水出しが一般的ですが、小川産業の麦茶は麦をそのまま煮出すタイプです。
色は薄いのですが香りは芳醇なんです。
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作業は?
麦茶は今が最盛期で50度もある作業場で毎日作業しているんですって。
そんな小川産業の麦茶に迫ります。
この日も猛暑ですが、朝7時から仕事にかかります。
1・材料の準備
1000キロもある大量の大麦を麦茶にします。
2.作業開始
麦茶は大麦を焙煎することでできるというシンプルさ産ですが・・・。
その作業は釜に火を入れるところから始まり2つの釜を使います。
250度に熱せられた釜に大麦を入れると、ポップコーンのようにはじけます。
3.2つ目の釜
今度は2つ目の180度の釜でじっくり焙煎します。
低めで焙煎することで大麦本来の香りが増すんです。
ここで小川さんは麦の色を確認しなんと「砂」を入れました。
こうすることによって、砂の持った熱で焦げ付くことなく芯まで焙煎されるそうです。
1時間焙煎することで完成します。
1日中50度の小屋で作業する小川さんは3ヶ月で4キロも痩せるという重労働なんです。
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作業終了
5時になるとすべての釜を止め1トンの大麦を焙煎し終わりました。
さすがに今日は休むだろうと見ていると、小川さんは麦茶の袋詰めを始めました。
今は最盛期なので家族総出で作業するため休めないようです。
作っても作っても生産が追いつかないほどなんですって。
30年前は
今はこんなに売れている「つぶまる麦茶」ですが、30年前は違ったんです。
小川さんが会社を受け継いだときは、ちょうど水出し麦茶が出始め、煮出しの麦茶が飲まれなくなってしまったんです。
水出しは水で出すため砕かれていて、味や香りは煮出しには到底及びません。
しかし夏に水で簡単に出せる水出し麦茶は大ヒットしたんですね。
しかし小川さんは「味と香り」にこだわり、周りが廃業する中、ただ1人釜を守ってきました。
口コミで
そんな苦労もありましたが、最近地元の主婦から口コミで、小川産業の「麦茶」の美味しさが伝わったんです。
すると大手スーパーの「紀伊国屋インターナショナル」でも置かれるようになり年商も1億円を突破したんですって。
夕食を終えた小川さんの仕事はまだまだ続きます。
この日焙煎した麦茶をすべて袋詰めするまで終わらないんです。
この日も深夜2時まで仕事をしていました。
とにかく本物の麦茶を多くの人に届けたいという気持ちでいっぱいらしいですね。
スタジオで飲んだ「つぶまる麦茶」に、たけしさん、国分太一さんも大絶賛でした。
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